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あなたが育てる
「極上の艶」

「あまりツヤツヤしてないんだな…」この靴べらを最初に手にすると、
そう感じるかもしれません。でも決して手抜きはしていません。
むしろ「ピカピカ」にするほうがはるかに簡単です。

ではなぜツヤツヤにしていないのか?
それは最後の仕上げは「お客様の手」にお任せしているからなのです。

1、ミツバチからの贈り物、
蜜蝋ワックス

ミツバチとその巣の画像

蜜蝋:ミツロウは、働き蜂が分泌した液体で作られた蜂の巣を精製したもので、
古くは古代エジプト王朝やローマ帝国でも、キャンドルやハンドクリームの
などの原料として使用されていました。

当工房で使用している蜜蝋ワックスは、蜜蝋と植物油を組み合わせたもので、
シックハウス症候群の原因となる「有機溶剤」を一切含まず、100%天然素材
のみで作られた安全安心の自然塗料です。「木」も自然なら「塗料」も自然。

靴べら掌に蜜蝋ワックスを塗りこんでいるシーンの画像

蜜蝋ワックス塗料は、塗膜をほとんど形成しない塗料です。合成塗料のような
耐水性のある丈夫で厚い塗膜を形成することは出来ません。

・水に濡れた手で取り扱ってしまうと一時的に「シミ」となることもあります。
(水気を拭いたらそのままお使いください。ほとんどの場合自然に消えます。)

・べンジンや除光液、お酒やクリーナーに含まれるアルコールなども苦手です。
(その際もそのままお使いください。これもほとんどの場合自然に消えます。)

・紫外線を防ぐ成分も入っておらず、時間経過と共に木肌も「日焼け」します。
(木材は天然素材です。革製品と同様にエイジングしていきます。)

しかし「蜜蝋ワックス塗料」は、「木の素材感」をまったく損ないません。
握ったその手に触れる感触は「木肌」そのものの感触なのです!

       

2、ご愛用こそ「最終仕上げ」

お客様がこの靴べらで靴を履くたびに、「靴下の生地、靴の革」とで擦られ、
靴べらの表面は極めて細かい研磨剤で磨かれることと同様となり、靴べらは
どんどんきれいになってきます。

また人の手に含まれる皮脂は、靴べらの表面から徐々にしみ込みでいき、
浸透した皮脂は、木材にとって最高の「保護艶出し剤」の役目をします。
(水で濡れて一時的に「シミ」になっても、消えていく理由がこれです。)

この「摩擦と皮脂」の効果により、靴べらの表面に美しい艶が現れてきます。
じっくり使っていただくことでしか出ない艶、それが「極上の艶」なのです。

お客様の「ご愛用」そのものが「最後の仕上げ」になるのです。

*私たちも、出荷直前に「艶出し剤」や「機械によるバフ掛け」を施せば、
木材表面をピカピカにすることは可能ですが、無機質な艶しか出せません。。